全幅ページの画像

RGB基板ペンダント

丸基板タイプが shop で購入できます。

主な特徴
簡単なプロトコル(赤外線シリアル)による制御
RGB各色制御により様々な色で発光
自発的な相手探しによる通信(寂しくない!)
もちろん赤外線リモコンでも光ります 

2012/08/06 ID制御モードによる特定ペンダントを光らせる機能を追加。従来モードと互換性があるため、ファームが混在しても使用できます。動く様子は下のビデオを参照してください。

2012/08/07 赤外線によるIDの書き込みモードをサポート。そろそろファームはこれで固定しようかなと。
2012/09/06 回路図とファームウェアを公開。回路図中のICはPIC 12F1822、3Pジャンパの部分は38kHz赤外線受信モジュールです。 

プロトコル仕様書: rgbp-protocol2.pdf 
ペンダント回路図: led-pend1.pdf  
ファームウェア: ir-pendant.asm 

現在の基板(白基板)の部品配置は以下の通りです。

irp-f2.jpg 

電池ホルダは裏から取り付けてください。

一部出荷開始している丸基板の場合には下記のリストを参考に部品をハンダ付けしてください。
R1 : 91Ω
R2 : 51Ω
R3 : 470Ω
R4 : 1kΩ
R5 : 91Ω
C1,C2 : 0.1μF
D : 赤外線LED(極性注意)
3Pジャンパ : 赤外線受信モジュール
LED : Cの箇所が一番長い足


ASET19@Nakano Heavysick ZERO
B1フロアで使用。
オーディオ帯域によってトリガーする色を変化させる専用コントローラーによる制御。
当日はマイク入力でフロアの音を拾い、専用コントローラーでペンダントを制御しています。


 

同時に点灯しているのは外部制御で同期状態。ばらばらに点灯するのは自発的に赤外線で信号を発し、近くのペンダントを点灯させています。

最大で16 IDまでを制御可能。同じIDを持つペンダントのみ光らせることができます。従来モードで制御すると同時点灯します。この動画では全てのペンダントが異なるID(0~15)を持っています。

グループID制御による動作のようす。左と右のペンダントは異なるグループに設定してあります。グループID指定で左右を別(赤と緑)で点灯させ、グループ指定なしで全体(青)を点灯させています。

 

 

・制御側回路

ペンダントを制御する側としては38kHzの赤外線をシリアルプロトコルで変調する回路が必要です。参考までにArduinoのシールドの回路図を示します。

IR38kシールド回路図: ir-shld.pdf

この回路では555で38kHzを発信し、Arduinoのシリアルで信号をゲートすることで変調しています。JP1はArduinoのシリアルと接続する用ですが、JP1のP2をArduinoの別なピンに接続すればSoftwareSerialでも使用することができます。

実際の制御はとても簡単で、例えば赤のLEDを300ミリ秒間隔で点滅させたい場合には、以下のようなスケッチでデータを送るだけです。

 


 

void setup()
{
    Serial.begin(1200);
}

void loop()
{
    Serial.write(0x3f);
    delay(300);

}

 


 

 

・グループIDの使い方

グループIDは細かく割れば、最大で16系統までの制御を行うことができます。ですが、同時に点灯するペンダントがあまりに少ないと寂しい状況になってしまうので、イベントの規模によって割り方を変えるのが良いでしょう。例えば10個規模でならば、5個ずつに分ければ(2グループ)同時には5個ずつ点灯させることができます。200個など大規模にある場合には16グループに分けて点灯させるのが面白いかも?といったような使い方ですね。

グループID指定の発光は以下のように行います。

 

 


 

#define LED_R 0x00
#define GID_CONTROL 0xf0
・・・

Serial.write(GID_CONTROL|5); //グループ5を指定します
Serial.write( LED_R|0x3f) ; //赤のLEDを最大輝度で発光させます

この場合にはまずグループ指定が行われているので、次の赤発光のデータはグループ5のペンダントに対してだけ有効です。

Serial.write(GID_CONTROL|5);
Serial.write(LED_R|0x3f);
delay(500);
Serial.write(LED_R|0x3f);

このように実行すると、まずグループ5のペンダントだけ赤で発光させ、500ミリ秒後にすべてのペンダントを赤で発光させることができます。 


ちょっと面白い使い方としては、ある時間にその場所に居た人に対して、グループID書き換え機能で、グループIDを書き換え「その時間そこに居た」という情報として利用することです。そうすると、後で人が大勢集まった時に、どの時間帯にどこに居たかによって光らせ方を変えることができますね。
ただし赤外線を使用している関係上「確実性」は高くありませんので、統計調査などには向きませんのでご注意を。 


ライセンス

このプロジェクトはオープンソースハードウェアです。
(参考)http://freedomdefined.org/OSHW/translations/ja

  • このページ内および階層下の情報は

    BY_NC_SA.png
    This Project by Dm9Records is licensed under a Creative Commons.
    表示 - 非営利 - 継承 (CC BY-NC-SA)