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2017年モデルは電源スイッチが付きました。Maker Faire 2017で先行発売。
LEDマトリクスのペンダントは少々組み立ての難易度が高いです。ですが自分で作ってみたい!という方のために簡単バージョンもラインナップしました。
ただし・・・
”かっこよさ”で言うと3mm LEDが並んでいる方が、かっこ良いです。
そもそもドットの大きさが違うので迫力が違います 。もうひとつの欠点はLEDの表示面積が小さい割に制御用のPICマイコンが大きくなっているので全体のバランスが、かっこ悪いです。加えて市販されている8x8のマトリクスを使っているので、いかにも「売ってそう」な感じの仕上がりになってしまいます。
さらに言うと輝度があまり上げられません。8x8をダイナミックドライブすることと、コモン側のドライブ能力が問題になるためで、5x5と比べるとかなり暗いです。
ですが欠点もある反面、8x8ドットの表示能力を持つので、より精細な文字を表示することができますので表示自体の品位は高くなります。文字の見やすさとしてはこちらの方が上です。
一般的に入手が用意な8x8ドットのLEDマトリクスを採用することでハンダ付け箇所を減らし、LEDの調整という面倒な作業を省くことができるのがこの Platform8 です。
と、いう前置きでした。
20PIN PICを採用し8x8のLEDマトリックスを制御することができます。2つのプッシュスイッチを備えることでペンダントだけでも文字の書きかえを可能にしています。
ハンダ付けを含む組み立てはかなり簡単になっています。ハンダ付けが必要な箇所も少なくなっていますので、若干のキット組立経験があれば十分に組み立てることができます。
・ハンダ付の練習をしてみたい方
・ちょっとだけ難し目のワークショップ
・マトリックスLED制御のお勉強
などに向いています
ハードウェア仕様は公開していますので、みなさんでファームウェアを書いてください!
標準のファームウェアも用意していますので、自分でファームウェアを書けない人でも安心です。
技術的な注意点
LED色には青,赤,緑の3色を用意していますが、ハードウェア的には青LEDのものと、赤/緑のものは構成が別物になっています。基板も別なため互換性はありませんので注意してください。 キットを複数買われた場合には基板を取り違えないように注意してください。基本的に青基板が青色LED用、緑基板が赤/緑のLED用として出荷しています。
これはLEDマトリクスの極性の問題でカラム側がアノードなのか、ロウ側がアノードなのかの違いです。アノード方向が異なるため電流制限抵抗の入れる側も異なっており、さらに細かいことを言うとプログラムによるドライブ方向も異なっています。一見すると同じハードウェアに見えるので注意してください。
標準ファームウェアでは両方のドライブ方向のコードを内蔵しており操作で切り替えることができるようになっています。このためPICは共通で使用することができますが、使っているLEDと基板によって動作を切り替える必要がありますので、標準ファームウェアの追加説明書をよく読んでください。基本的な操作に関してはMatrix Tag Pendant Platformのものと同じです。
回路図 青LED MTX-PP8-BL.png 赤または緑LED MTX-PP8-RG.png
PICにはPIC16F689を使用しています20ピンでポート構成が同じPICならば他のものでも動くはずですがフォントデータなどを内蔵させるために4KBのPICが必要となるかと思います(C使用時)。キット販売するものでは16F689を使用します。
見ての通りの簡単な回路構成です。なお回路図中のスイッチは上の写真の右がSWE、左がSWSです。
組み立て説明昌 mxpp8-hdw.pdf
標準ファームウェア MTXPP8-STD-1.zip
(HEXです。Microchip MPLAB IPEで書き込めます。ソースはCコンパイラが特殊なため一般には公開していませんが、必要な方はお問い合わせください。英字のみ版、平仮名版を同梱してあります。)
標準ファームウェア説明書 mxpp-std.pdf
注:この説明書は Matrix Tag Pendant Platformと共通です。一部の機能に差異がありますがマニュアルに書いてあります。
(標準ファームウェアの場合、CR2032電池で3日ほど動作します)
標準ファームウェア追加説明書 mxpp8-add.pdf
標準ファームウェア技術参考資料 mxpp-std-tek.pdf
標準ファームウェア2説明書 mxpp-std2.pdf
(Platform8専用の、ひらがな表示可能なファームウェア版の説明書はこちら)
このプロダクトのライセンスは CC BY-NC です。
商用でご利用になりたい場合には別途お問い合わせください。
お問い合わせは dm9records@gmail.com まで。